2005年 06月 08日
ラグジュアリーハウス |
川上は川下にどのくらいの需要があるのか判らないから計画的な伐採製材ができない。川下は、価格や品質が見えないので注文しづらい。そんな関係が長く続くからきちんとした流通もできていない。あまつさえ、安価な外材が市場を席巻している。一方、川下の中の施工者は、節があったり、割れがあったりしたら施主が受け入れてくれない、だからボードで包み隠してしか使わない。施主の木材を多く使って欲しいとの要望には、木は高いですよ、との対応。本当にそうでしょうか?設計や見積もり段階できちんと施主と施工者の共通認識ができていれば、何の問題もなく木材をふんだんに見せた健やかな住まいができると思います。例えが変ですが、出来の悪い子ほど可愛いというように、節のある木ほど魅力がありますよ。これまで、コストハイパフォーマンス住宅と呼んでいたO邸がまさに施主と施工者の共通認識のもとに造り上げた、健やかな住まいです。これを今日から、むっくラグジュアリーハウスと呼びます。
by mukkura
| 2005-06-08 18:38